面白かった!
本当に劇場でショーを見てるみたいだった
スタァライトもそうだったけど「舞台をつくること」がテーマの作品は最終的にその舞台が素晴らしかったら過程が多少あれでもオールオッケーむしろちょっと無理あるくない?を吹き飛ばすほどのパワー!を放つ舞台を最後にぶつけられるかどうかが最重要なのかも
このネクストステージもスタァライト同様圧倒的な舞台の美しさに泣きたくなるシーンがいっぱいだった
ステージが展開して宇宙空間が広がって劇場全体が銀河に包まれるシーンですごいショーが始まる!!!って興奮したし、最後の星でクレイを舞台に呼ぶアッシュの静かな歌と観客のコーラスは一段一段階段を登っていく高揚感を連れてきてくれたし、大きな渦巻くワープホールに劇場が飲み込まれる演出も良すぎた…
いい映画だった~ストーリーが頭に入った今の状態でもう一回見に行こ
ロジータとミスクローリーが大好きになる話だった
ミス・クローリー
めっっっちゃ好き す~きすきすきすき
おとぼけで天然で危なっかしくて一生懸命でムーンが優しくしてるのすごくわかる
一方でムーンからメガホン任されたら役者もスタッフも平等にシバいてくれるの最高 ムーンより進捗管理向いてる、有能すぎる
「そこは昨日で終わってるはずよ!」「すみませんすぐ終わらせます…」「当たり前じゃない!」
「ミスクローリー、代役を探して」ウイーン「お嬢ちゃん!起きる時間よ!!」
特にポーシャちゃんをロジータの代役にするの超ファインプレー 普通ならもう関わりたくね~ってなってもおかしくないところを劇場オーナーの娘を抱き込んで結果的にポーシャの才能発揮させたのいい仕事しすぎ
でもミスクローリーは別にポーシャちゃんにリベンジのチャンスを与えたつもりでも計算高く動いたわけでも全然なさそう、新しい役者にイチから教える時間もうないからこの娘使ったれ!みたいな 全部天然で厚かましくて遠慮なくて、現実世界にも全然ふつうにいる「雇い主をも圧倒する激強の事務員さん」の発想と振る舞いっていうのがまたいい
それでいてムーンのことを一番立ててくれる人だし ミスクローリー一番好きになった
ミーナ
お耳で顔バッて隠すところあまりにも可愛すぎてひ~ひひひwwwwwってなった
誰かに助けてもらったりするでもなく相手役へのモヤ~をふわりと乗り越えるミーナは素敵だ
ムーン
ぼわっぼわのポメラニアン?ライオン?たんぽぽの綿毛みたいになって引き出しの中に隠れてるの可愛すぎた…ここ劇場で笑いが起きてた あとはミスクローリーがずっと笑いを取ってた
前作は全員が主役級でありつつやっぱり主役はムーンの群集劇って感じだったけど今作はムーンだけみんなとてんで違うステージ(クリスタル社長に追い立てられるのが今回の彼のメインステージ…)に立ってた群集劇って印象
ショーのストーリーや演出考案はグンター、クレイの説得はアッシュ、ミーナは自力で克服、ジョニーもヌーシーのレッスンで克服、ポーシャ抱き込みはミスクローリー、ミスクローリーのおかげで制作も遅れを巻き返して無事完成、社長の足止めはジョニーファミリーと犬の秘書さん、ロジータはムーンを助けるために覚醒…であんまりいいところがなかった笑
ジョニーナンパみたいになってんのかわい
前作のおとんオープンハートといいジョニーは「歌って解決!」が多い ミュージカルの持ち味を一番活かしてる気がする
ヌーシーとジョニーのダンスレッスンは本当に楽しそうで爽快で素晴らしかった
「かわいそうに。いきなり難しいことをやらされて自信を吸い取られたんだね。大丈夫、イチからやろう」ヌーシー泣泣泣!!!!
ヌーシーと楽しくレッスンして自信を取り戻してめきめき上達していくジョニー、なんかヌーシーに私まで救ってもらえた気分になった ドラム缶ボンゴでのアシストも最高でした
逃亡バス車内でイヤホンシェアして!た!! なんかめっちゃきゅんときちゃったな恋愛でもそうでなくても このシーン、最後列にムーンとポーシャが並んで座ってるのもかわいくて好き
最後のもっとでかい劇場でやろうとしてたショーのジョニーVSヌーシーver?ヌーシー参戦ver?も見たい!
本来のダンスの先生もめちゃくちゃやらかす人だけどジョニーに負けてハッとした様子で膝を付いてたし(武道家同士が通じ合ったみたいな?)決着が付いてからが非常に爽やかだった
本来の決闘相手役のピューマ?ヒョウ?の人も、ジョニーが難しい技に成功したらみんなでジョニーを囲んでヒュー!やるじゃん!だったし、決闘相手役なだけで嫌なやつではないし稽古つけられてる生徒たちみんないいやつで気持ちいい
本番では先生に衣装取られちゃって表舞台での出番なしで気の毒だったけど箒でドンドンしてジョニーを鼓舞してくれて、客席側から見えてなかろうと(むしろそれを逆手に取って利用して)、だからこそ純粋にジョニーを応援する気持ちがドラム缶を叩くヌーシーやピューマから感じられてじ~んときた…
ジョニーの父さん、前作では手のひら返し脱獄にモヤったけど今作はモヤらず、なんなら味があっていいキャラだな…と思えるまでになってた
心をちょっと入れ替えて社会奉仕してて、でも息子のお願いコールで駆けつけて用心棒してクリスタル社のガードマンをボッコボコにしてジョニーたちの舞台を守ってくれるのこれ以上ないほど頼もしいけどいや犯罪…そこに誇らしげな「俺の息子だ」が投げ込まれて奇跡的なバランスでキャラが立ってる
前作はなんやこの親…て感じで最後までモヤってたけど今回は全然許せてしまった
振る舞いは完全に身内だけに甘い暴力団の長なんですがウサギのお面かぶったところでめっちゃテンション上がってしまった 改心したアウトローが汚れ仕事任されて生き生きと昔の仕事道具を誇りとして引っ張り出す 好きなやつ
敵に回すと嫌すぎる奴だけど味方にすると頼もしい…けど流石にちょっとやりすぎ…引…ってのがコメディ映画の傍若無人キャラとしてばっちりハマったというか 美味しい役どころになってた
もっと言うと脱獄はジョニー個人を救ったけど今回の暴行!暴行!暴行!はあれがなかったら早々にショーは中止、おそらく全員ムショにぶちこまれるか最悪殺されてただろうからムーンたち全員に対する奉仕になってて、そこそこデカい仕事をやってくれたから甘くなった感じ
ポーシャちゃん
悪気ゼロの「自分が主人公」タイプだーーーー!!!
でも役とられて泣いてるロジータをちゃんと描いてくれたから、大丈夫そう!大丈夫でした!
ポーシャちゃん好きだな ムーンもジョニー父もそうだけどヘイト管理がうまい
私のこと嫌いなんだ!パパに言いつけてやる~!あらら→父に「恥をかかせるな!」怒られる+メイクぐしゃぐしゃ顔を見せたり…根がいい子なので反省と切り替えも早かったし
ポーシャ:大げさにしすぎちゃったみたい
ミスクローリー:ほんとよ悲劇のヒロインぶっちゃって~
欲しいところにバシッと入るツッコミで必要以上にヘイト貯めずに見事にぬるっと仲間入りしてていいキャラだ かわいい
グリーン宇宙人可愛くて元気になる歌だった!この歌と踊りと演出ならロジータがやっても素晴らしかったと思うけどポーシャちゃんのなっが~~~い手足ときらっきらの笑顔がはまり役だったしロジータにはやっぱり主役に返り咲いてもらわないとね!
本番中に歌いながらしれ~っとパパに喧嘩売って独り立ちしてるのは歌ってる最中こそガンガン話が進むミュージカル映画ならではで爽快 こまけえこたぁいいんだよ
クリスタル社長
逮捕か~殺コアラ未遂だものな あれロジータが間に合わずにそのまま落ちてたら劇場が阿鼻叫喚なんですが頭に来すぎてそこまで頭が回らなかったということかな
クレイが大好きなのは嘘ではないと思うけど、もはやクレイが本当に現れようが怒りが収まらないようだったし でもショーが大成功と見て取ると颯爽と劇場支配人面で客前に出てこれる冷静さ狡猾さはあるんだよな
娘が生き生き歌って踊ってるの見て調子よく機嫌直すのかと思ってたら「裏切り者!」だったからポーシャのことも実はあんまちゃんと見てないっていうか、愛娘ではあるけど自分の手駒のひとつとしてもカウントしてるのかも
この人が出所した後どう振る舞うのか非常に気になるので3あったら出して欲しいな ジョニー父みたいにしれ~っと復権してムーン劇場のスポンサーになって(ムーンもさほど気にせずむしろラッキー!くらいの気軽さで)ポーシャの活躍に鼻高々くらいの脳天気な展開でおなしゃす