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劇場版_少女☆歌劇レヴュースタァライト感想

少女☆歌劇レヴュースタァライト劇場版を初見で見た人の感想がホッテントリ入りしてて面白そうだったから、私もなにも予習せずに見てきた。
最高だった…

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▼初見感想(名前覚え違いそのまま)

すんごい。
魂をぶつけ合う彼女たちが熱くて、まったく何もわからないながらも泣きそうになる場面がいくつもあった。ずっとうるうるしてた。
見ている観客を熱さや切なさで泣かせるのに世界観の説明とかは別にいらないんだなと思った。
苦しいとわかっているのに舞台に立つことを選び続ける演劇少女、見苦しくて暑苦しくてなんて美しい

120分間、ウテナの決闘が延々と続く、マクロスのステージが延々と続く感じ。

TV版はたぶん30分こればっかりじゃないと思う。映画は全部がボーナスステージなんだと思う。客席を意識するひかりちゃんとかれんちゃんのふたりの会話があったし、客はむき出しのあなたが見たいんだ!てクローネ?さんとマヤさんのセリフがあったし

さくらこさんとふたばさんは大人の悪ノリを感じた笑

オオバナナさん、正直に言うと「本編ではぱっとしなかった子が劇場版をつくるにあたって便利に使われてる」印象を感じた。本編見ないと

バナナさん、最初の戦闘で舞台少女を降りたのかと思ったらメガネちゃんの時も出てきて、狂言回しを担った舞台装置なんかな…と思ってしまった

つり革に衣装挟まってた時は、え!そういうノリ?ピンドラ?
死ん…!?!?「うろたえるな!舞台装置だ!」ほ、ほんとに!?首から赤いの出てましたけど!?
この世界の演劇少女って戦う?ことが=オーディションで、それで役を勝ち取るのかな?でも最後のかれんちゃんのオーディションは普通のオーディションぽいし…

変身バンクだけ見たい、必殺技だけみたい、ステージだけ見たい、欲望叶える劇場版。マッドマックス

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▼見たあと

謎キャバクラ?スナック?でねちねち男女の痴情のもつれしてたふたりが忘れられません…

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帰ってから慌てて公式ようつべで1話と2話見た。すげえ、なにこれ、全然わからん
全然わからんけど、わからんなりに、でもたぶんこれ、なんでバトロワ勝ち抜くことがスターになることなのか、キリンの正体とかは最後まで説明しないまま最後までぶっちぎる作品なのかと思っている

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全話一気見してしまった。もっと過激でグロテスクな終わり方か、さすがにそれはないとしてもビターエンドな終わり方するかもしれんてちょっと心配してたけどずっと優しい物語でしたね…

ばななちゃん!便利キャラとか言って失礼しました…
ばななちゃんはループさせ続けて再演を繰り返してたけど、でもかれんちゃんのバナナみたい~のセリフを先回りしたり、ひかりちゃんも欲しがったり、ループさせた割にはイレギュラーを積極的に演じていて、彼女もアドリブ上等の生粋の舞台少女だなと思った。

熟年夫婦の離婚騒ぎから決闘レビューにもつれ込んだのにお世話させる!一緒に京都帰る!なの爆萌えしてしまった  なんなんだふざけんな  結局ずっと一緒にいるんじゃねーか  一生やってろ〜!!!

かおるこさんが涙浮かべて自分のボタンに薙刀当てた時、「お前ぜってーそんなタマじゃねーだろ笑だまされんなよふたば」てニヤニヤしちゃったし、案の定だまされるふたばさんに萌えたし、トドメさすかおるこさんに幼い頃のくっそかわいいかおるこさんを見るふたばさんに萌え転がってしまった

ふたばさんなんであんなにかおるこさんに献身的なんだろ  正直ヤクザのお嬢とお嬢に拾われて一命を取り留めた用心棒レベルの忠誠よ  でもただの?幼馴染なんだよね…?
もしかして…す、好きなんか……?

かおるこさんのおばあさま?のお弟子さんの孫娘がふたばさんで、ふたばさんもかおるこさんのお家で日舞のお稽古してて、だからかおるこさんとふたばさんの間にもうっすら上下関係があるとかの方がまだ納得できるな〜

納得できるのはそうだけど、でも実際ただの幼馴染でお家はなんも関係ないのが爆萌えポイント

追記/香子さんのお師匠様(香子さんのお祖母様?だよね?)が大人の女性(双葉さんのお祖母様?お母さん?)を「石動さん!あなたはそっちを探して~」って呼んでたので、花柳家と石動家は日舞の師弟関係にあるのかな?それとも先祖代々続く雇い主とお手伝いさんの関係なのかな?
お家関係ないとこが萌えると言ったが、生まれた時からお姫様と騎士やってるふたりの少女、それはそれでだーい好きなのでどっちにしろ萌える
/追記

クロディーヌさんの私のマヤはこんなところで負けないは、あーなんて熱いライバル!激燃え!!で健全に燃えてたけど、マヤさんの泣き顔もかわいい私のクロディーヌ…で全然別方向のベクトルにもガッシャーンしてしまったな

1話のかれんちゃんVSじゅんなちゃんが美しすぎる。両腕を放り出してのけぞって倒れるじゅんなちゃん(と、彼女を片手で抱き留めるかれんちゃん)、めちゃくちゃドラマチックだけど、あれって「散りざまも美しく」ということなんだろうか…負ける時すら舞台少女は舞台表現をやめないということなのかな~
8話のばななちゃんVSひかりちゃんも大好き。ワイヤーアクションでばななちゃんにとどめ刺すひかりちゃん、伸びやかで意志の強い歌唱も相まって最高っす

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あ、ふと思い出したけど、そういえば私かおるこさんとふたばさんの回、本放送の時ちらっと見かけたわ。確か舞台で向き合って、お世話させる!京都に一緒に帰る!って言い合っているところを見かけたはず。

その時は日本舞踊の舞台+演歌風の歌唱+京都弁キャラ+薙刀の取り合わせが「主役ではない脇役のお当番回」という印象だったのでふ~ん…?でスルーしてしまったけど、その後一生縁がないということもなく、こうしてちゃんと見られてよかった。

たまたま見かけたけどその時はピンと来ずにスルーした→改めて始めから見てみるとすごくツボでハマった、という経験が私は何回かあるけど、ツボであればあるほど、なんであの時しっかり見ておかなかったんだ~!とちょっと後悔してた…けど、最近はその時の私はそれを見て受け入れるだけの準備ができていなかった/そのタイミングではなかったんだなと思うようにしてます。

何より今回の作品も、初見の人が投げた悲鳴を常連が見てるこの流れがホッテントリに入ってるのを見て、ここまで話題にしてる人が多いのなら大丈夫だな…私も映像美に殴られたい…で踏み切ったので。

この流れがなかったら多分見てなかった。熱い感想をインターネットに投げてくれる人らのおかげでそんなにいいなら私も見てみるか…を本当によくやる。今ぱっと思い出せる作品でもプロメア、シンゴジ、パシリム…口コミほど興味をそそられる宣伝もないというのがよくわかります。