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スタァライトされてきた🍅🦒

週末になるたびにスタァライトされに行ってる…
ロンドロンドロンドを履修した+これ↓を頭に入れた状態で

これ頭に入れて観たらすごく納得した。そもそもかれんちゃんとばななちゃんの電車シーンまでが情報量多すぎてあれっかれんちゃんのところにばななちゃんいたんだっけ…?レベルだったから助かった

初回2回目(酔い止め効きすぎて終始「眠い」に支配されてしまった…)はパンクしてしまって、見終わった後はすげえ…最高…しか頭に残っていなかったが、今回やっと最後まで意識を保てて見れた。


ふたかお

香子、クロに食ってかかったのは双葉に新国立を勧めたのがクロだったからか!
でも思い直して、うちが一番しょうもないわ…になったのかな。
いくらクロちゃんに勧められたとしても、双葉本人にその気がひとつもないのなら願書に書かないものね…

ポジションゼロ、ふたかおはバイクの鍵の形なんだな
じゅんななは分かれ道、まひるステージはゴールの先の抜け穴、真矢クロは手を繋いだ下の契約書のサイン(ここのふたり事後過ぎる…)、かれひかはかれん自身と砂漠にどんとあって(そこにぶっ刺さる東京タワー!)、それはわかったけどふたかおはポジションゼロ出てきたっけ?→あ!鍵が鍵じゃなくてポジションゼロの形だったのはそういうこと!と合点がいった。

「かおるこぉ」「嘘じゃない!」「嘘じゃねえって!」
情けない双葉はんさいこー
これって、「うちが世界で一番きらめくところを一番に見せたる」「お前が世界一きらめくところを隣で見てやるよ」…と子どもの頃に約束したしそれは今でも100パー嘘ではない?けど、香子の付き人として入学した聖翔で双葉もまた舞台に魅了されて、ライトを浴びて舞台の中央に立ちたい思いや欲が出てきて、あたしはあたしで世界一を目指す!と決めて新国立歌劇団に願書出した→それは香子さん関係ない双葉さん自身の願望なのに、香子と一緒に京都に帰らない・新国立志望であることを香子に直接言わず(これは駄目だよ双葉さん)、レヴューで「嘘つき!一番近くで見る言うたくせに!」「嘘じゃない!【お前のため】なんだって!」で逃げ切ろうとしたから、セクシー本堂突入「しょ~もな…」になってしまったんだな…セクシー本堂…

だって、香子さんが世界一きらめくところを一番に見るだけなら、双葉さんまで演劇の道に進む必要ないもんな。一番「近く」・「隣」で見るというのが具体的にどういうものなのかにもよるが…舞台上で輝く香子の物理的に隣ということなら、双葉も新国立で現代劇じゃなくて伝統芸能日舞を極める方にいかないといけないし。精神的に隣ということなら、それもやはり新国立を目指す必要はなくて、今まで通り付き人の立場で香子を支えてやればいいわけで……やっぱり双葉さんも正真正銘舞台少女になってしまったんだ!

「香子の隣に立つに相応しい人になりたいから」と双葉さん言ったけど、「本心だけどそれだけではない」という風にすら私は聞こえなくて、「まるっきり嘘なのにそれっぽいことを言って香子を丸め込もうとしている」ような、どうも誤魔化しにしか聞こえないんだよな……「なんやそのお前のため感」て香子も静かにキレてるのは私の願望だけじゃなくて実際そうだからなんじゃないのか?

いや、作品的には実際は「本心だけどそれだけではない」一択だけど…なんだろう、幼馴染として今まで四六時中一緒にいた、進路まで香子をお世話するためだけに決めた双葉さんに、一生自分についてくるに決まっていると驕り高ぶって疑いもしていない香子さんを引きはがして、香子さんの鼻を明かしてむしろ優位に立ってほしいのかな。私双葉さんに下剋上完遂を望んでいるのかも。私が一番好きなのは香子さんですが、だからこそ双葉さんにはこの高飛車女をがつんと泣かせて欲しいのかも…それできるの双葉だけだし…ふたかお見たいし…双葉に泣かされる香子そんなの死ぬほど見たいし…

これ、早々にサシで双葉さんが「お前の輝きに一方的に照らされるだけなんてあたしが嫌だ!あたしは新国立でトップスタァを目指す!東京で輝くあたしを京都で見てろ香子!」ってぶちまけてたら、「双葉はんのくせに…生意気っ💘寂しなって泣きついてきても知らんからっ💘💘💘(好き好き好き好き💗💗💗)」で丸く収まってたと思うんだよね。それをずるずる先延ばしにしてぎりぎりまで黙ってレヴューで「嘘つき」と詰められるというもうこれ以上逃げられない差し迫った状況にならないと言わないから…だからセクシー本堂されるんだぞ、反省して双葉さん

セクシー本堂突入した時の双葉さんの「ふあ!?」が大好き。香子にネチネチ詰められてもじもじしている時といい、非常に童貞くさくて可愛らしい。

テーレレレ〜テーレレレ〜任侠イントロ演歌「「〽︎長く、なぁがく〜…」」、かおるこのはぁ…セクシーため息からあほあほムーディーしっとり転調やばやばやば!2回目はあ…からのデレレレレーレッ♬デッデッデデレレ!デコトラライトびか~!!っあーきーたわー捨て台詞で絶交ハーイウェーイ!
曲ががらっと転調していきなりぶっちぎり最高潮トップスピードになる瞬間、デコトラのビカビカライトで逆光に照らされる香子がほんとうに~好き…ここいっつもマスクの下でめっちゃにこにこになってしまう。気持ち良すぎる
絶交ハイウェイがどうしても性交ハイウェイに聞こえる…

私の知らない貴女になったの?そうかもね~ 双葉あああああ!!そうかもね~!?なんだその余裕は!
私の知らない貴女になったの?そうだよ、ならここまでグッときてない。そうかもね~って!
作詞家、天才


まひるちゃん

まひるちゃんとひかりちゃんがライバル…?
かれんちゃんのことなら、ひかりちゃんの圧勝だったしライバルと言えるほど拮抗してなかったよね
舞台少女としてのライバルということだろうか…それも正直ひかりちゃんにだいぶ分があるような
負けている立場だとしてもひかりちゃんをライバルと呼び歌い上げることでまひるちゃんは蹴りをつけようとしているのかも…まひるちゃんの本気を見たひかりちゃんがガチの恐怖を覚え、まひるに本物の舞台女優を見る→舞台少女としての実力が吊り合い、それで最後はふたりで「ライバル」と歌えるようになったとか

それはそうと「お嬢さん」って煽るのいいですね。試合中に同い年の同性に「お嬢さん」、これは煽ってるわ
でも一度レヴューの舞台に上げられたのにまひるちゃんに向き合わずにかれんかれん言って演じようとしないひかりちゃんはまひるちゃんにとって真実「お嬢さん」だものね。まひるちゃんがかれんちゃんに言うお嬢さんは「世間知らず」という嘲りが入ってると思う。
そんなんじゃ任せられないな→ねえちゃんと答えなさいよ
ひえっ…まひるちゃんの静かなキレ顔美し恐ろしすぎる

「なんでかれんちゃんから逃げたの?かれんちゃんから逃げたあなたが一体どんなセリフを言うの…」
かれんちゃんに魅せられたひかりちゃん、かれんの隣に立つ存在ではなくかれんのファンになってしまうのが怖くて逃げた→まひるちゃんがひかりちゃんに喝入れる。ひかりちゃん、まひるちゃんに「かれんはどこ?」って繰り返し聞いて焦ってたからかれんちゃんに向き合う気持ちはあったんだろうと思うけれど、その前に第三者に「ファンになってしまうのが怖くて逃げた」と吐露させてしっかり認識させないと駄目で、そのまま行かせると解決にならなさそうだからまひるちゃんはレヴューで問い詰めたんだろうか。
恋の勝負に敗れたまひるちゃんの私怨の可能性めっちゃあるが…


かれんちゃん

舞台少女かれんの死→タワーから死体を落とされる→過去のすべてを燃料にして再生産→塔を昇ってひかりちゃんのもとに
あ~もうもうもうめっちゃ好き…
マッドマックスいいな…最高…
おどろおどろしい曲調が名乗る瞬間きらっきらになるのもう涙腺がお釈迦になった
「私もひかりに負けたくない」
ひかりちゃんとスタァライトしたい!だけで12~3年も「舞台少女・愛城華恋」をやってきたかれんちゃんが、スタァライトを演じ切ったことで死に絶え、過去を燃料にして再生産し、ひかりに負けたくないと、ひかりから独立していないと出ない負けん気のような思いを持つようになる。ひかりちゃんのライバルになって、そしてかれんちゃんは次の舞台を探しに旅立つ。これってそういう、愛しいひととの別れの物語だったんですね。でも戯曲スタァライトではそれは悲劇だったけど、塔から落ちて再び上ったかれんちゃんとそれを迎えたひかりちゃん、彼女らが築き上げたそれは文句のつけようがないウルトラスーパーハッピーエンド、ふたりは鼓舞し合う最高で最強のライバルで、いわば「またな、相棒!」で物語を閉じたんですね。


本当に、本当にすごい作品を見てしまった