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スタァライトされてきた_5回目

愛城華恋さんお誕生日おめでとうございます!華恋ちゃんたち舞台少女のきらめきのおかげで毎日楽しいオタクです
あの頃には戻れない 何も知らなかった日々 胸を刺す衝撃を 浴びてしまったから

そして、劇場版スタァライト見納めしてきました。1ヶ月半ぶり5回目!
複数回見た映画はプロメアぶり。プロメアは確か6~7回?くらい見た。スタァライトも映画館までの距離の問題さえなければ毎週観に行きたい…


怨みのレヴュー

来る…!来るぞ来るぞ来るぞ来るぞk「な?」ッハーーーーン来たーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

このくだり前回も書いた気がする、私にとってこの映画イチの笑いどころがここで、毎回毎回マスクの下で超爆裂笑顔になるから何度目になろうと書かずにはいられない。
しょっぱなシリアス「かれひかの別れのレヴュー」、お次はおどろおどろしい「皆殺しのレヴュー」、グロ野菜キリン、ずらっと並ぶ舞台少女の死体、「私たちはもう舞台の上」の怒涛の流れからのこれ(ッハーーーーンセクシー本堂)だもん!作ってる側も絶対に笑わそうとしてるでしょ


競演のレヴュー

わたしほんとは大嫌いだった あなたがあなたがあなたがあなたが

ここ、一切の表情を削げ落としたまひるちゃんのお顔が怖美しい。怯えた表情のひかりちゃんかわいそかわいい

まひるちゃんはあんなに朗らかに楽しそうに「宣誓!」してたのに、ひかりちゃんってそういえば競演のレヴューでは名乗り口上してないんだな…
この時点でもう勝負はついてたんだ、なるほど

私が、ロンドンに行ったのは…!華恋の前から去ったのは…!

ここの切羽詰まったひかりちゃんの、泣く直前の震える声の演技が最高、こっちまで泣けてしまう。そしてここからが本当にすごい

さあお目にかけましょう そうですみなさまお待ちかねのエンターテイメント
ここが見どころ 最後の告白タイム

ひかりちゃんをねちねち追い詰めている最中にいきなり観客席に視線を向けて「さあお目にかけましょう お待ちかね エンターテイメント」って可愛らしく歌い上げるの本当に容赦なくて禍々しくて、舞台少女としてはもう本当に完璧で、とにかく最高。
「私がひかりちゃんを激詰めする展開、みんな待ってたでしょ?お待たせ!」という彼女の意思が聞こえてくる。
ひかりちゃんの胸ぐら掴んで高所から突き落とすのを「ここが見どころ」呼ばわり!でも実際にこのレヴューのクライマックスはここで、間違いなく見どころだもんね…

メダルスズダルパニック、初見こそ「なんかようわからんな…レヴュー全部ようわからんけど輪をかけてわからん」だったけど今ではめっちゃ興奮するようになってしまった


狩りのレヴュー

デデデッデデデッ!伊達に何度も 見上げてないわ あなた今までなに みて た の↑ !

ここ今回急に「あ!好き!」になった。あ!じゅんなちゃんに今イニシアチブ渡った!ってばななちゃんと客席に最高の”わからせ”方してくる

狩りのレビューが終わってふたりがポジゼロの別れ道に立ったシーン(幕を下ろそう…のとこ)でぐすっと鼻をすする音がして、じゅんななのオタクおる!!て思ってしまった。わかる。私もかれひかとふたかおで泣いてたから


かれひか

かれひか周りずっとずっと半泣き。
カスタネット→ブランコのところ気持ちの上で一番泣いてた。


スーパースタァスペクタクル

「ここが舞台だ、愛城華恋!」、神楽ひかりがずっと立ち続けていた場所であり、生まれ変わった愛城華恋が再び立つべき場所である舞台を指し示し、突き進んでくる華恋ちゃんを正しく呼び寄せるケレン味溢れた名台詞だけど、これ、まひるちゃんに「舞台に立ってるのに…演技しなさいよ…ヘタクソ…!」喝を入れられた結果、華恋ちゃんが目の前でいきなり死体になってもなんとか”舞台少女・神楽ひかり”を保ててスススの歌唱に入れたからこの台詞になったのだとしたら、まひるちゃんに喝入れられない”神楽ひかり”のまま東京タワーに登ったのだったら「私はここよ!華恋、来て!」くらいのソフトかつ情熱的な感じになってたんだろうか…

いやメダルスズダルパニックを通らずに無防備なままだったら華恋ちゃんの死体ゴロンの時点でひかりちゃん動揺しちゃってもしかしたらそのまま幕が降りちゃってたかもしれない…劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト~完~

それを思うとまひるちゃんって本当にいい女だな…舞台に立つ覚悟がまだ決まってない恋敵に喝入れて愛しい人のもとに送り出してくれるんだもんな。まひる、お前は世界のスタァになれ

メダルスズダルパニックの項目でも書いたけど、初見時は「競演のレヴューだけ別になくてもいいんじゃない?ファンサービスに過ぎず、物語上での必要性はないのでは」って思ってた。
実際にはすべてのレヴューがファンサービス(=観客が望んだから再び幕を上げたアンコール)であり、すべてのレヴューに必要性(=九九組舞台少女たちの花道だったり門出だったり閉幕だったり)があったんですね。

華恋ちゃんの死体にすがりつきながら「何がわたしにとって舞台はひかりちゃんよ…!ごめんなさい!華恋…謝るから…!帰ってきて…!」て泣いとるひかりちゃんめーちゃくちゃかわいそうと同時にすんごい興奮する 興奮する


華恋ちゃんのトマト

燃やせ燃やせのところ、トマト持って背中向ける幼華恋ちゃんに「行っちゃだめ!」ってひかりちゃんが叫んだけど、あれはどういうことだったんだろう
あの叫びがなければどうなってたんだろう華恋ちゃん…

ちび華恋が食べずにいた高校生華恋のトマトを持ち去る=トマトは過去のものになる→トマトが存在しないパラレルワールドに取って代わられ、上書きされる→舞台少女愛城華恋は永遠に死体のまま、とかになるのか?

トマト=舞台に立ち演じるための糧、客席から送られてくる万雷のパワー、舞台役者の命そのもの
華恋の取り分であるそれを持ってひかりに背を向けて去ろうとする?幼稚園児の頃の華恋→舞台少女(レヴュー服を着用している)神楽ひかり「行っちゃだめ!」→幼華恋、呼びかけに振り返って座席に座っている死体の?高校生(聖翔制服。レヴュー服ではない)華恋の手にトマトを置く→でも高校生華恋や舞台少女・愛城華恋がこの後トマトを食べたシーンは存在しない…

ちび華恋が舞台少女華恋が口にする分のトマトを持ち去ってしまう=ひかりが止めていなければ舞台少女華恋は永遠に死体のまま、復活しなかったが、他の九九組がトマトを食べて糧として体内に取り込んで、「私達もう死んでるよ…」状態から生き返った代わりに、華恋ちゃんはひかりちゃんからもらったスタァライトフライヤーのお手紙を燃やして燃料にしたことで荒野から射出され再び舞台に立った ということでええんか?

燃え落ちた野菜キリン(観客)からこぼれ落ちたトマト(パワーの源)≒ひかりが華恋を舞台少女にしてしまったきっかけ、すべてのはじまり、少女☆歌劇レヴュースタァライトの幕開けたる「かれんちゃんへ」のお手紙、これを燃やすことで得られる燃料 で舞台少女愛城華恋はアタシ再生産!した

レヴュースタァライトを演じ切り、空っぽになった華恋に改めてひかりがトマト(食べずにいた華恋の取り分のトマトってことでいいのかな。ひかりちゃんの2個目のトマトだったりはしないと思うが自信ない)を投げる。これを口にすることでますます舞台人としての生命力に溢れ、ED後のオーディション会場に現れた流浪の舞台俳優・愛城華恋が誕生…fin ということか?


「私にとって舞台はひかりちゃん」
「あなたは私 私はあなた」

とまで言って・歌っていた、ひかりちゃんと一心同体だった華恋ちゃんが

「愛城華恋は舞台に独り!」

(前述を踏まえるとここは「一人」「ひとり」じゃなくて「独り」の字を当てたい)
って宣言して、対してひかりちゃんも

「舞台の上にスタァは一人。神楽ひかり、私がスタァだ!」

(こっちはスタァの方に焦点があたっているので「一人」の字。文字通り「ひとつの舞台に主役はひとりしかいない」の意)
って返歌。
(ここ、ズァッ!ズァッ!!ズァッ!!!て3回もカメラ引くの気持ちよすぎる。ロボアニメの出撃シークエンスじゃん…)


お互いが、スタァライトの舞台に立つ運命を交わしたふたりをバリバリ引き剥がす発言をしてて、この劇場版は華恋ちゃんがひかりちゃんから独り立ちするための映画なんだな…って改めて思った


スタァライト、わからないっちゃあわからないんだが、私にとっては「わからないけど考えをこねくり回したくなる」タイプの作品だった。
「わからない(一切の考えを放棄)」の代表はウテナとピンドラ。ウテナの方は近年ようやく考え始められるようにはなってきたけど、初見時はウテアン燃え萌え…以外の何もかもがわからずショックで寝込みかねない消沈具合だった。ピンドラは未だにわかりません

・ひかりちゃんから飛び出した砕けた宝石が華恋ちゃんの胸に飛び込む
・「貫いてみせなさいよ、あんたのきらめきで」
ここはまだよくわかっていない